2016年 04月 12日
膝とポジションと騙し |
以下、まとまりなくつらつらと書いてます。
■ポジションは人それぞれ
ポジションが原因で具合が悪くなったことが少なくとも二度ある。
一つはサドルを上げすぎた時。膝の裏が痛くなった。脚が下死点で伸びきってしまうのが原因だったよう。
その逆で、サドルを下げすぎた時も膝が痛くなった。これは最近の話。
なんでだろうと思った。まあポジション合ってないんだろうけど、でもこのポジション(サドル係数)で乗ってる人(プロ)もいるのに。
なんでも何も、まずプロとアマ中のアマである自分を比べる時点で間違ってる。
例え体型が似ているからといってポジションを真似られるとは限らない。
中身が違うんだから。
技術も柔軟性もその他色々まるっと違う。
見た目や数字に惑わされてはいけない。
アシメカットにすれば誰でもイケメンになる訳ではないのと同じなのだ。
えーと、ポジションの話だった。
初めてのスポーツ自転車みたいな本には「サドルの高さはこれくらい、サドルからハンドルまでの長さはこれくらい」と基準が書いてある。その数字も、書く人によっては全く違っていたりもする。らくだのこぶ乗り(または猫背乗り)とおじぎ乗りなんかは最たる例。
(偶然なのかどうかはわからないが、私は猫背乗りをやめておじぎ乗りを意識するようになってから、膝の痛みに悩むことが激減した)
結局は人それぞれに一番適したポジションがあるんじゃないかと思う。そこにたどり着くまでは何処かを騙しながら乗るしかないのではないかと感じる。
ここは良いけどここが駄目。じゃあちょいと変えてみようか。その繰り返し。
■青い鳥探し
ポジションを変える度に記録をとっている。見直してみると今までに20回以上どこかをいじっている。ミリ単位で上げたり下げたり前に出したり後ろに引っ込めたり。問題が出てこりゃ駄目と変えた時もあれば、良い感じだけどもうちょっと変えたらもっと良くなるんじゃないかと変えたり。
その中でこれだッというポジションがあるにはあった。だがそのポジションというのはサドルを限界以上に後ろに引いたものだったので、危ないから却下となった。店で相談したら問答無用で矯正された。それ以来ポジション難民となっている。
矯正後しばらく乗っている内に馴染んできた感があったように思うが、2月の間乗れなかったせいか乗り方をすっかり忘れてしまった。馴染んだ感があったならまた思い出すまでそのまま乗るか、それか、いっそパーツを変更してポジションを出すか。
だがどこかで、ポジションが出れば苦労も無くなるというは幻想じゃないかとも思ったりもする。
明らかに体に自転車が合っておらず、それが原因で耐えられないほどの痛みがでるのであれば別だが、中には単に鍛え方が足りないから痛むという可能性だってあるのではないだろうか。
速く走れない脚が痛い長く漕ぐと疲れるのはポジションが出てないからだ、で済む話なのだろうか。たいして乗ってないくせに。練習足りてないだけじゃないのかと。
■取り敢えず乗れと
手が痛い - ハンドルに体重かかってる。
尻が痛い - サドルに体重かかってる。
太腿が痛い - ペダルに体重かかってる。
と乱暴な分類をしてみる。
手が疲れるのは、前傾しているがペダルに荷重をかけれていないので上半身の重さを手で支えているから。
尻が痛いというのも同様。ペダルに体重載せられてないから上半身の重さが尻にかかっている。
出来る限り速く漕いでいる時に手や尻が痛くなったことはない。その時どこに一番負担がかかっているかというと脚だ。
結局脚か!というか太腿か!
じゃあ太腿鍛えれば良いんじゃないの。
筋力や技術面で足りていないのであればそこを改善すればいい話なのだ。ひ弱な脚や体幹を鍛える。負担のかからないペダリングを毎回する。塵も積もれば山。
姿勢一つ変えただけでガラッと変わることもある。そして重要なのはそれを維持すること。これだー!と感じた時の漕ぎ方を次回も出来ないと、沼にはまる。
■二兎を追う者は...
「楽に」「速く」「遠くへ」行きたいとよく思うが、上手くいった例がない。
どこか騙し騙し乗っている感がある。この部分は問題無いが別の部分はいまいちとか。
ポジション次第で「楽に」「速く」「遠くへ」の3つがバランスよくミックスされる日が来るんじゃないかという幻想を懐きすぎていた気もしないではない。
こんな表を作ってみた。
この中で得られるのは二つまでなんじゃないかと。
指でどれか一つを隠すと二つ残る。隠す=捨てる。
例えば
長距離を速く=楽ではない
長距離を楽に=速く漕げない
楽な速度で漕ぐ=距離を稼げない
この三つを一度に得られる方法が一つ思い浮かんだ。良い自転車を買うこと。
間違いなく、今よりも「楽に」「速く」「遠くへ」行けるようになるだろうと思う。
でもその自転車に馴染んできたら、またあれこれ思うことも出てくるんだろうなぁと。
自転車は機材スポーツとは言うものの、結局最後にモノ言うのは乗り手だし。
■結論
こんなことを考える暇があるなら漕げ。
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by shc-03
| 2016-04-12 23:04
| 雑記
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