2015年 09月 17日
平均勾配の罠 |
平均勾配というのは、標高差÷距離で求められる。
距離5キロ(5,000m)、標高差100mであれば100/5000=0.02、つまり平均勾配2%という計算。
数字が小さいほど緩い坂であると考え、そこばかり注目していた。
ルートラボで調べては
「勾配5%だが距離20キロ? 長い! パス!」
「距離10キロで勾配6%? ごきげんよう!」
「こっちは距離は短いが平均勾配8%?? さようなら!」
「あ、ここは距離短いし平均勾配たった3%、いけるかも!」
と期待に胸膨らますも、いざ行ってみると思ったよりもきつい。
画面を眺めている内にあることに気づいた。
例えばこんな道があるとする。
距離3.1km,平均勾配3%,標高差93m
数字だけ見て「3%って楽そうじゃないか」と思うが、よく見てみると一本調子の上りではなく、数カ所カクカクしている。
つまり、上ったり下ったりする道なのだ。
細かく分けて見てみると
この赤い100m区間は勾配9.7%
この50mは10~12%
そして終盤、40m、23%
多分ハイエース8台分の長さを進む間に、二階建ての家の屋根まで上る感じ。
ご覧のように、所々で急にグイッと勾配が上がる箇所がある。
距離は短いがそこだけ切り取れば結構な上りである(と思う)。
しかし平均すれば3パーセント。
平均3%なら、2~4%位の道がずっと続くのかな~と思っていた。
途中10%区間があるなんて
誰が想像できようか!(╯°□°)╯︵ ┻━┻
「平均3%って楽そう♪」と舐めてかかるも、実際には所々にガッと勾配がきつい区間があり、そこで心が折られる。何ということでしょう。
これを「平均勾配の罠」と勝手に呼んでいる。
3パーセントだよ~低いよ低いよ~
さあいらっしゃいいらっしゃい
そこの自転車乗りさん、いかがです?
3パーセントぽっきりですよ!
はい初心者さん一名ご案内!
どーぞお楽しみくださいませ~
・・・
くくく、また一人引っかかりおったわい!
この先何が待っているかも知らずにな!
ギアも脚も使い果たすがよいわ!
という坂の悪魔がいるので
平均勾配に騙されてはいけない。
***
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by shc-03
| 2015-09-17 20:00
| 雑記